施設沿革
1887(明治20)年4月に開校した第五高等中学校の本館として、1889(明治22)年現在地に竣工しました。以来、教室棟として使用され、多くの生徒たちがここで学びました。1894(明治27)年に「高等学校令」が出され、第五高等中学校はその年の9月に第五高等学校となりました。開校から63年の歴史を刻みましたが、第二次世界大戦後の学制改革によって熊本大学に包括され、1950(昭和25)年に閉校します。熊本大学となってからも講義室・研究室として活用され、教養・語学の授業が行われていました。
1969(昭和44)年8月、化学実験場・表門(赤門)とともに国の重要文化財に指定されました。1993(平成5)年に第五高等学校に関する展示を整備し、「五高記念館」として土日の公開を始め、2006(平成18)年4月からは週日も公開しています。2010(平成22)年博物館相当施設に指定されました。
中央階段親柱図面
親柱にはギリシア式円柱の彫刻が施されている
施設概要
所在地 | 〒860-8555 熊本市中央区黒髪2丁目40番1号 【黒髪キャンパス北地区内】 |
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連絡先 | e-mail: goko@※(@マーク以下※は「kumamoto-u.ac.jp」となります。) Tel: 096-342-2050 Fax: 096-342-2051 |
施設種別 | 歴史博物館 |
規 模 | 地上2階 |
面 積 | 建築面積 921.6㎡ 延床面積 1806㎡ |
構 造 | 煉瓦造、2階建、桟瓦葺、背面木造裏玄関付 |
建築年代 | 1889(明治22)年 |
建築設計 | 山口半六 久留正道 |
展示室配置図
リーフレット*各画像クリックで内容をご覧いただけます。(PDFファイル)
刊 行 物
「第五高等学校における軍事教練・査閲」
「戦中・戦後の第五高等学校に関する調査」報告
2010(平成22)年3月31日発行
詳しい内容は 本学リポジトリ から登録ファイル欄の「見る/開く」をクリックして下さい。