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五高の歴史

1941(昭和16)年 寮歌練習

寮 歌

習学寮では、毎年11月に寮歌の歌詞が募集され、1月に当選した歌詞に曲がつけられた。 寮歌集には、明治36年から昭和22年まで毎年1~4曲の寮歌が残っている。 寮歌の中で一番歌われていたのは、通称「武夫原頭に」。明治38年に五高卒業生恵利武が作詞した「東京帝国大学在学先輩寄贈之歌」である。

通常、寮歌を歌う前に巻頭言が唱えられるが、五高には決まった巻頭言は無く、その都度作られていた。部歌も作られており、練習のときや各部で集まったときなどに歌われていた。

恵利武

1935(昭和10)年 寮歌練習

主な寮歌・部歌

  • 阿蘇の峰より
    (開校記念式の歌)作詞:園哲雄
  • それ北韓の
    (全寮寮歌 明治39年)作詞:吾妻耕一
  • 易水流れ
    (南寮寮歌 明治39年)
  • 野に歓楽の
    (全寮寮歌 明治42年)
  • ボルガの水に
    (寮歌 大正10年)作詞:松村基樹 作曲:田村虎蔵
  • 春玲瓏の
    (寮歌 大正11年)作詞:小川久雄 作曲:紙恭輔
  • 柏葉春の
    (寮歌 大正12年)作詞:大島大 作曲:山田耕作
  • 嗚呼金鏡の
    (寮歌 大正13年)作詞:安永成一 作曲:帆足孝文
  • 憧憬湛ふ
    (第35回記念寮歌 大正14年)作詞:光武文男 作曲:緒方正弘
  • 椿花咲く
    (寮歌 昭和5年)作詞:中井正文 作曲:金堀伸夫
  • 興亡の民族
    (寮歌 昭和15年)作詞:後藤松男 作曲:緒方久雄
  • 流星い逝き
    (寮歌 昭和16年)作詞:細川清春 作曲:江下博彦
  • 学徒出陣壮行歌
    (昭和18年)作詞:木庭立男 作曲:高津幸弘
  • 若き生命を
    (対七高野球戦行進歌)作詞:辻恒彦
  • 薩摩隼人の
    (柔道部京都遠征歌)作詞:宗道太 作曲:塚本省三
  • 低く乱るゝ
    (剣道部遠征歌)作詞:上田吉郎
  • 山よ大阿蘇
    (弓道部部歌)
  • 不知火燃ゆる
    (端艇部部歌 大正14年)作詞:村上敦 作曲:緒方正克
  • 荒れろ黄煙
    (山岳部部歌 我等が阿蘇)作詞:清水奎吾 作曲:金堀伸夫

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1942(昭和17)年 駅前でのストーム

「武夫原頭に」歌詞

一、武夫原頭に草萌えて
  花の香甘く夢に入り

  龍田の山に秋逝いて
  雁が音遠き月影に

  高く聳ゆる三寮の
  歴史やうつる十四年

二、それ西海の一聖地
  濁世の波をとはにせき

  健児が胸に青春の
  意気や溢るる五高魂

  その剛健の質なりて
  玲瓏てらす人の道

三、時潮のめぐりたゆなみく
  移りてここに十年の

  思や狂ふ胡北の地
  断雲乱れ飛ぶ所

  斬魔の剣音さえて
  スラブの末路今ぞ見る

四、時艱にして義を思ひ
  塵世に節を偲ぶかな

  ああ新興の気を負ひて  
浮華の巷にわれ立てば

  思は馳する木訥の
  流風薫る銀杏城

五、さらば我友叫ばずや
  時と人とを諭すべく

  見よ龍南に一道の
  正気ありてぞ日の本の

  青年の名に力あり
  二十世紀に光あり

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生活五高の歴史教師